中期経営計画を「今年こそ作ろう」と決めた経営者が、半年後に「結局、絵に描いた餅になった」と話すのを何度も聞いてきました。計画の質が低いのではなく、計画の使い方に問題があることがほとんどです。VaultCoreXがこれまで関わった47社の経験をもとに、よくある落とし穴を整理します。

「現状分析」が内向きになりすぎる問題

自社で中計を作ると、どうしても社内の視点が中心になります。強みの棚卸しをしても、それが市場でどう評価されているかの検証が抜けることが多い。競合分析も、公開情報の整理にとどまり、実際の顧客の購買行動との接続ができていないケースが目立ちます。外部の視点を入れるだけで、この問題はかなり改善されます。

数値目標と行動計画が切り離されている

「3年後に売上30億円」という目標を立てても、そこに至るための四半期ごとのマイルストーンと、誰が何をするかの行動計画が紐づいていないことがあります。計画書は完成しているのに、現場は何をすればいいかわからない。この状態が「絵に描いた餅」の正体です。中計は完成した瞬間から、実行管理のツールに切り替える必要があります。

外部環境の変化を織り込む頻度が低い

3年計画を作って、3年間見直さないケースがあります。市場環境は変わります。競合が新しい動きをすることもあります。中計は「作って終わり」ではなく、年に1回は前提条件を見直す仕組みを組み込んでおく必要があります。VaultCoreXでは、策定後も年次レビューのセッションを設けることを推奨しています。

コンサルタントに丸投げすることのリスク

外部コンサルタントに計画策定を委託する場合も、注意が必要です。コンサルタントが作った計画は、経営陣が「自分たちの計画」として腹落ちしていないことがあります。策定プロセスに経営陣が深く関与することが、計画の実行力を左右します。VaultCoreXでは、ヒアリングと対話を繰り返しながら、経営陣自身が言語化するプロセスを重視しています。

中期経営計画は、作ることよりも使い続けることの方が難しい。これまでの支援実績や私たちの考え方については、私たちの成り立ちのページをご覧ください。ご相談は直接ご連絡ください。